2004年11月12日
基本に忠実に

ベニサンゴミズキ、メジロスギ、ヒマワリ
基本形に忠実に生けています。かなり苦労しました。この基本形と呼ばれる形は流派や、生け方によって様々なタイプがありますが、共通点は「バランス」なのかも。
花器に合わせてバランス良くいけるのってなかなか難しいです。
どんな花にも合う、普遍的な美しいバランスのとれた形が、基本形。
この基本的なバランスに加えて、花によって空間の働き、間の取り方が微妙に違う。あと、花の陰陽、季節感、枝に持たせる時間の意味なども様々なんでちとややこしい。基本形を習いながら同時にその辺も練習するんで、すっかり修得するにはかなり時間がかかります。修得してもそれで終わり、じゃなくて何度も繰り返し練習。
生け花は形が決まっていてアレンジよりも自由度がない=おもしろくない、といわれる由縁かもしれないですが。
「自由花」という、型にはまらない生け方もちゃんとあります。
これ、結構恐いです。
自分の好きなバランスばかりを追求していくと、無勝手流のひとりよがりな花にどんどんなっていくこともあるので。生け花は基本的に一人の作業だし、まして生まもの。
「はたして、これは本当に普遍的な美しさなのか?」とたまに振り返ると、どうかな。
その時にいけている本人の気持ちに左右されちゃうし、バランスが始終とれている人間などいやしないので。
謙虚が一番、自由のはき違えにならないように基本形も一生勉強、といわれて、へへー、と這いつくばった日でした。
そうそう、この枝の先だけかわいらしく黄色く染まっている緑色のメジロスギ、葉先が尖っていてアイタタものです。全身トゲだらけ。
触るだけで手に刺さっちゃうので生けにくいなぁ、と思っていたんですが、師匠は引っ掻かれるのもなんのその、棘をかき分けスイスイ生けてました。
さすが生け花の師匠歴40年だ、すっげー。
やっぱり人に教えるのならこうならなきゃなぁ。
ところが師匠、生け終わったら「棘でかぶれるわねぇ」なんて手をポリポリかいてました。
…やっぱり、痛かったのか。
どんな花にも合う、普遍的な美しいバランスのとれた形が、基本形。
この基本的なバランスに加えて、花によって空間の働き、間の取り方が微妙に違う。あと、花の陰陽、季節感、枝に持たせる時間の意味なども様々なんでちとややこしい。基本形を習いながら同時にその辺も練習するんで、すっかり修得するにはかなり時間がかかります。修得してもそれで終わり、じゃなくて何度も繰り返し練習。
生け花は形が決まっていてアレンジよりも自由度がない=おもしろくない、といわれる由縁かもしれないですが。
「自由花」という、型にはまらない生け方もちゃんとあります。
これ、結構恐いです。
自分の好きなバランスばかりを追求していくと、無勝手流のひとりよがりな花にどんどんなっていくこともあるので。生け花は基本的に一人の作業だし、まして生まもの。
「はたして、これは本当に普遍的な美しさなのか?」とたまに振り返ると、どうかな。
その時にいけている本人の気持ちに左右されちゃうし、バランスが始終とれている人間などいやしないので。
謙虚が一番、自由のはき違えにならないように基本形も一生勉強、といわれて、へへー、と這いつくばった日でした。
そうそう、この枝の先だけかわいらしく黄色く染まっている緑色のメジロスギ、葉先が尖っていてアイタタものです。全身トゲだらけ。
触るだけで手に刺さっちゃうので生けにくいなぁ、と思っていたんですが、師匠は引っ掻かれるのもなんのその、棘をかき分けスイスイ生けてました。
さすが生け花の師匠歴40年だ、すっげー。
やっぱり人に教えるのならこうならなきゃなぁ。
ところが師匠、生け終わったら「棘でかぶれるわねぇ」なんて手をポリポリかいてました。
…やっぱり、痛かったのか。
Posted by Yah at 19:52│Comments(0)
│秋/赤
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。