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2005年05月05日

母の日の生け花

orange.gif

カスミソウ、カーネーション、ドラセナ

母の日が近かったので、こんな花を。
フラワーアレンジに一瞬見えますが、生け花です。何が違うかというと。花をとおして語りかける対象者の数かも知れません。

例えば、写真では左側の何もない空間に意味を持たせています。
「ここ、空いているけどちゃんと意味があるんだよ」というメッセージがうまく伝わればよし。(伝わっていなかったら、ただのヘタさんなんですが…うまく伝わっているかな?)

そして見る人がそれを受け止める。季節にあわせて花材は選ぶので「ああ、母の日だなぁ」と、それぞれの人が持っている「母の日」に対する感じ方に想いを巡らす。

「こうすれば、カワイーと言われているらしいから、そうしている」という記号や型に当てはめて考えるわけではなくて、「わたしはこう生けた。これを見てあなたはどう感じている?」「この人は、こう生けた。わたしはこう見た」という個の感じ方です。

そんな「受け手と伝え手との感じ方の無言のやりとり」−1対マスのやり取りではなくて、常に1対1のやり取り−が存在する、そんな主張をいれるのが生け花なのかなぁ、と。

出来上がったものは「製品」ではなくて、ただの花の固まりでもなくて、その出来上がったものをとおして作り手の意志を「推して知る」、受け手の印象を「推して知る」、そのやりとりが「いける」という行為なのかも。

だから、ちょっと密室的です。

たとえば、わたしが「この素材でフラワーアレンジをしてみましょう」といわれたら、全く違ったもの−たぶん、1対マスの伝わり方を考えた開放的なバランスのもの−それはそれで、単なるウケねらいじゃないものを作らなければならないからものすごく難しいですね−を作ります。

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